0.5%の奇跡 (その4)

カテーテルアブレーション後3日目〜退院まで〉

カテーテルアブレーション後3日目、一般病棟に移った翌日には尿管カテーテルがはずされ、トイレ歩行が許可されました。
自分でトイレに行けることがこんなにも嬉しいなんて…
自分で歯を磨きに行けますし、顔も洗いに行けます(*^o^)(^O^)
歩行が許可されたといっても、部屋のトイレと洗面所まで。
「すぐにとんで行っちゃいそうだけど、歩いていいのは部屋の中だけだからね!!」と看護師さんに釘をさされちゃいました…(・Θ・;)
シャワーもまだダメと言われたのですが、とにかく髪を洗いたくって…
洗髪だけならいいということで、看護師さんが車椅子で洗髪台まで連れて行ってくれて髪を洗ってくれました。
もう〜キモチ良かったです(*´∇`*)
1日でも髪を洗わないなんてことはないですからね…
そして、カテーテルアブレーション4日後には安静度が病棟内フリーとなりシャワー浴も許可され、5日後には病院内フリーとなりました。


安静度は順調に拡大していったのですが、わたしの心にちょっとした変化が現れ始めました。
それまでは身体が辛くて考える余裕がなかったのかもしれませんが、カテーテルアブレーション中に起こった出来事が何度となく思い出され、恐怖感に襲われるようになってきたのです。
本を読むだとかテレビを観るという気にもなれず、ただそのことばかりを考え、涙を流したりしていました。
見た目にはだいぶ元気になったので、看護師さんたちから「ヒマでしょ〜? 退屈だよね〜。」なんて言われるのですが、ヒマだとか退屈だとか思えることもできませんでした。
カテーテルアブレーション中の出来事は、想像以上にわたしの心に傷となって残ってしまったのかもしれません。
退院した今も、同じように繰り返し思い出されてしまいます。


体力と筋力の衰えにも愕然としました。
ちょっと歩いただけで疲れてしまいますし、見た目にも筋肉が落ちて、すっかり貧弱な足になってしまいました。
日々トレーニングを重ね、大会で走っていたことが遠い過去のように感じます。
チームのブログやランニングブログを見ても、遠い世界のように感じるようになりましたね…


食欲はずっとなかったです。
全部食べるようにはしていましたが…
それに、食欲がないときの赤だしの味噌汁ってちょっと辛いものがありました。
病院食にまで赤だしの味噌汁というのにはちょっと驚きましたけどね。
食欲が無いときでもけっこうおいしく感じられるのが味噌汁だと思うのですが、食べ慣れない赤だしは体調が悪いときにはちょっとキツかったです。
愛知のヒトは、体調の悪い時でも赤だしがホッとするんですかね…


あと、しつこく残っていたのが挿管チューブが入っていたことによる喉の不快感(>_<)
しばらく咳も止まらなくて、咳止めも飲んでいました。
だいぶ良くなりましたがいまだに不快感がありますし、時々咳込んでしまいます。


不整脈は、カテーテルアブレーション後ほとんどでなくなったようです。
不整脈の治療がうまくいき、ホントに良かったです。
穿孔した心臓も順調に修復しているようで、再出血するということもなく経過しました。
ただ、あくまでもまだ修復状態なので、心臓に圧はかけないようにと言われました。
走るのもあと2〜3ヶ月はガマンしてくださいと言われました。
医師もすごく慎重になってくれていると感じましたね。
心電図、心エコー、胸部X線、CT、採血などの検査の結果、退院しても問題ないということになり、4月8日に無事退院することができました(^ー^* )
定期通院はこれからも必要ですけどね。


たくさんのことを経験し、勉強になった今回の入院。
正直辛い思いはしましたが、病気になって入院治療したことで初めてわかったことがたくさんあり、わたしにとってプラスになったと思っています。
今回の入院・治療にあたりお世話になった医師・看護師、その他医療スタッフのみなさん、食事や掃除など入院生活を陰ながら支えてくださった病院スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
そして、忙しい中ちょくちょくお見舞いに来てくれたランニングチームの仲間たち、メールで励ましてくれた友だち、家族…ホントにホントにありがとう(o^▽^o)/
わたしを支えてくださったすべての人たちに心から感謝します。
★あ(^-^) り(-^ ) が(  ) と( ^-) う\(^0^)/★