第2回 名古屋ウィメンズマラソン(後編)

〈 20km〜25km 〉

20km辺りからポツポツと雨が当たるのを感じはじめました。
暑くなるとばかり思っていた今回のレースですが、暑く感じたのは最初の5kmくらいまでで、その後は逆に寒く感じるようになってきました。
そしてこの辺りから、アップダウンが気になるようになってきました。
名古屋ウィメンズのコースで坂といえば33km地点くらいしかない、と思っていたのですが、今年は、「あれ? こんなに坂あったっけ?」と思うくらい、ちょっとしたアップダウンがキツく感じました。
それだけ去年より調子が悪かったんでしょうね…
25km前で、夫からゼリーなどを受け取りました。


25km地点ラップ:23’38


〈 25km〜30km 〉

ここは名古屋城がある区間
この辺りからけっこうな強い風に苦しめられました。
もう、「名古屋城を眺めながら〜♪」なんて余裕はありません。
腰から下のあちこちが痛いし重い…(>_<;)
「これだけの距離を走ってきたんだから辛いのは当たり前。みんなも辛いんだからがんばらなきゃ…」と思いつつ、風で心が折れそうになります。


30km地点ラップ:24’29


「とうとう24分オーバー… これ以上落とさないようにしなきゃ…」


〈 30km〜35km 〉

ここは去年かなり苦しく感じた坂がある区間
覚悟していたからか、今年は去年ほど辛く感じなかったものの、キツイことには変わりはありません…
35km手前で、また夫からゼリーなどを受け取ります。
もう、笑顔で応える余裕もない…


35km地点ラップ:24’46


「マズイ… 25分オーバーしてしまう… このままじゃダメだ。がんばれ!!」


〈 35km〜40km 〉

気合を入れ、ピッチを少し上げました。
とにかく前にいるランナーに追いつけ、追い越せ、の気持ちで走っていました。
ここの区間では、けっこう追い抜くことができたと思います。
37km過ぎのチームの応援では、精一杯手を振って笑顔で走りました。
「40km辺りで大学の仲間が待っている!! 少しでもはやく彼らの所へ行こう!!」


40km地点ラップ:24’14


〈 40km〜ゴール 〉

T字路を曲がってから、大学の仲間たちが見えました。
精一杯の応援に精一杯の笑顔で応えます。
「さあ、あとはゴールを目指して突き進もう!!」と思ったのですが、すごい風…
給水でかなりスピードダウンしてしまいました…
「風なんかに負けるな!!」と気合を入れ直し、ひたすらゴールへ向かいます。
ドームが見えてきてもなかなかゴールはやってこない…
42km地点で時計を見ると、3時間19分台…
「絶対20分は切りたい!!」
慌ててありったけの力を振り絞ってラストスパート!!
むなしくもゴール地点のタイマーは20分を過ぎてしまい…
それでも両手を挙げて笑顔でゴール。


ゴールして、おもてなし隊からティファニーを受け取って、Tシャツを受け取って、タオルを受け取って、ドリンクなどを受け取って…というのは去年と同じでした。
去年と大きく違うのが、次が荷物受け取り、というところ。
「今年はマッサージや写真撮影はないのかな…」と思っていたら、階段を上がったドームの外にありました。
写真撮影もマッサージもしてきましたが、どちらも全く並ばずにすみました。
マッサージの場所は、簡易的なテントの中でストーブもありましたが、風が強くて急速に体が冷えていきます。
着換える前ですし、並んだヒトたちはかなり寒かったんではないでしょうか…
マッサージのボランティアさんたちも大変だったと思います。
マッサージが終わってから更衣室へ行きますが、更衣場所は去年と同じくドーム内でした。
着替え中に表彰のアナウンスが聞こえ、このときに野口みずきが3位だったことを知りました。


去年に引き続き、ボランティアさんはすばらしかったです。
どこのボランティアさんもみんな笑顔で、ホントにありがたかったです(^-^ )
長時間本当にありがとうございました。


残念だったのはTシャツ…
綿100%なので、ランには使えません…
何でデザインだけじゃなく、素材まで去年と違うんだろ〜??
おもてなし隊いらないから、もっといいTシャツにして欲しい…
ティファニーは去年よりデザイン性が高くなっていました。


本命レースの名古屋ウィメンズが終わりました…
体調が万全だったとしても、たぶん今回のタイムを大幅に上回る…ということはなかったと思います。
今のわたしの実力はこんなものでしょう…
なかなか届かないエリート資格…
あと5分がものすご〜く大きい(> <)


やはり今回も、自分だけの力ではここまで走れませんでした。
何度も心が折れそうになりながらも走り続けられたのは、みんなの応援があったからこそ。
そして、こうやってレースに出場できるのも、普段から支えてくれる人がいるからこそ。
走り続けられること…、レースに出場できることに感謝(^-^)


本当に、ありがとう♪(*^・^)/